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「スウェーデンの映画紹介」より 
 

スウェーデンの映画「歓びを歌にのせて」が、2005年に日本で紹介されましたが、その時の映画案内書に掲載された記事です。
下記に掲載する案内書のコピーでは、記載内容が判読が困難なため、別に下記に記載しましたのでご覧ください。
この掲載には、Bukamura と アイ・プランニングKKのご了承を得て掲載しています。ここにてお礼を申し上げます。

            スウェーデンは「コーラス大国」
                          澤野 正美

※ 教会とコーラス
   スウェーデンは、世界でもコーラス人口の多い国として知られています。その背景には教会(プロテスタント福音ルーテル派)の長い歴史があります。農業と漁業で貧しい暮らしを営んでいた過去には教会の力はとても強く、人々の心を支えるのは教会であり、その心と心を繋ぐのは、みんなで一緒に歌う賛美歌でした。

      スウェーデンの教会は最近まで国に属していました。全ての経営と管理は税金で賄われ、住民登録の業務も教会が担っていたのです。全国各地に歴史ある素晴らしい教会建築がたくさんありますが、2000年1月1日、法律改定により教会は国から独立しました。その結果、経済的な理由などから脱会者が続出し、収入減のため経営が成り立たなくなって売りに出された教会もあります。しかし、日常生活から離れて思いっきり声を張り上げて歌う歓びは人々の心を捉え、教会コーラス(聖歌隊)に参加する人は逆に増えています。1997年に二つの聖歌隊協会が統合されてできた大きな協会は、600人以上の聖歌隊、1万8千人のメンバーを擁しています。それ以外の聖歌隊も含めると、全国に10万人以上の聖歌隊員がいるという統計があります。

   教会とは無関係に、職場や地域ごとに集まっている趣味のコーラスグループも多く、国内のみならず外国公演にも出かけているほどです。 一年の半分近くも寒い冬を過ごす人々にとって、コーラス活動は大切なコミュニケーションの場であり、仲間の間に愛が生まれて家庭を持つ例も少なくありません。

※  北部のある村では
   スウェーデンの北部には、冬にはマイナス30度以下になる地域もあります。林業で生計を立てていましたが、若者たちはそれを嫌い、都会への転出が増えています。残された老人たちも住み慣れた村から町の高齢者施設に移され、誰一人住んでいない見捨てられた村を多く見かけるようになりました。少し前までは綺麗に耕された畑があり、庭には美しい花が咲いていたはずの家々が、ガラス窓が割れ、壁のペンキも剥げたまま放置されています。牧場には雑草がはびこり、道路も荒れ果てています。また、過疎地となった一部の地域には、電気もありません。

   しかし、それでも故郷を離れたくない人たちは、何とか努力して生活しています。たとえば、ノルウェーとの国境に近いウムフォルスという小さな村では、わずか12人の住民のうち10人がノルウェーからの買い物客相手のマーケットで働き、雪で交通が閉ざされる冬には民芸品を作っています。彼らの楽しみは、日曜日に小さな教会に集まって歌うことです。その後のコーヒータイムには、手作りのパンやお菓子を持ち寄り、村人たちは憩いのひとときを過ごすのです。(さわの・まさみ 在スウェーデン高齢社会福祉専門家)
 

スウェーデンの田舎の小さな教会 ( 撮影筆者 )

  ( 2008年4月9日 記載 )

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